こんにちは鵜飼です。
皆様この春夏に購入した洋服は既にお試しになっていますでしょうか。
春アウターをはじめニット、シャツ、パンツなど
その使い心地を楽しんでいることと思います。
私も毎年のごとく洋服を購入していますが、
実は店頭で着ているだけでまだ通勤で使えるほどに
気温が暖かくなっていない為そのほとんどがお店に置いてある状態です。
なぜなら
去年が暑すぎて夏に着るもののバリエーションが欲しかったので。
実はお店のセレクトの比重もそのように編集していまして
例年よりも軽量な素材の割合が高くなっております。
軽量といいつつもTシャツばかりを推奨するようなお店でもないので
長袖を捲って足元はサンダル的なスタイリングが夏場に改めて着たいなと。
着るにあたって快適に過ごすために最高のインナーも仕込んでありますので
それは暑くなった頃にご紹介させて頂きます。
話は本題に入ります。
24SSシーズンの買い付けするにあたって私達が望んでいた素材は
”リネン”
単純に感覚的な新鮮さとして欲している部分と
冒頭にあったように夏の快適さをこの素材に期待していて
以前 The CLASIKで展開のあったDJAのリネンがあったら今年仕入れたいよねと
スタッフ田代と話をしていました。
その期待を裏切られながらも予想を超える素材が24SSで展開されていましたし、
コレクションのラインナップとしては申し分ありませんでした。
しかし、、、
人間とは欲深い生き物ですね、、、
無いならば昨年のように別注を依頼してみるのも一つだと。
ただ個人的にサンダルや革靴に合うリネンのパンツが欲しかった。
そのリクエストをするとこちら素材をご提案を頂けました。
“SPENCE BRYSON”
1891年創業。英国王室御用達の高品質リネン。
世界最高のリネンと称される、アイリッシュリネンの”スペンスブライソン”。
クオリティと格式を重んじた素材を用いて現代的アップデートしたプロダクトを生み出す、
The CLASIK が世界最高峰と信頼するテキスタイルメーカーの一つ。
リネン素材を用いるオーダースーツの世界で、
名門とされるテキスタイルメーカーですから私のリクエストにも応えられると。
昨年のようにシャツだけを依頼するならば、
軽さや肌触り重視に振り切ったDJAという選択肢もありましたが
この綾織りの豊かな表情とリネンにしかない鈍い光沢感
そして”セットアップ”という一歩踏み込んだ
スタイル提案ができるとなれば
私「これだね」
田代「そうですね」
といった流れで形になりました。
商品の詳細に関しましては、
田代にバトンを渡しますので後日BLOGにてご覧ください。
ここから先は
毎度恒例の素材のお話に突入しますのでご興味ある方は、
もうしばらくお付き合いください。
皆様”リネン”と聞いて
どのような質感を連想しますか?
恐らく日本では主に”麻”と認識され
麻袋のようなざらりとした質感を思い浮かべる方や
ベットシーツのようなさらりとした質感を思い浮かべる方も
どちらも”麻 ”と呼んでも間違いでは無いのですが
実際のところ全く別物なのです。
リネン=亜麻
ラミー=苧麻
ジュート=黄麻
ヘンプ=大麻