こんにちは鵜飼です。
前回BLOGではRAINMAKERデザイナー渡部氏のインタビューを。
今回は、20th Special orderの詳細へと進めて参ります。
この企画を実現したいときっかけは
時は遡り2024年 11月に行った
葛利毛織×ssstein×YOKEのプロジェクトで制作したアイテムの中で
ジャケットが想像を超えて素晴らしかったこと。
それもそのはず葛利毛織工業は、
天皇陛下のスーツにも採用されていたりもしますし、
オーダーメイド業界では職人の支持が非常に高い生地を生み出している
テキスタイルメーカーですから
Unlimitedloungeの永遠の定番
梳毛ウール生地でも作ったら一体どうなるのか?
というシンプルな衝動が発端です。
そこで私達が
RAINMAKERに依頼したのは
“テーラード”
“トラウザーズ”
“オリジナルのシルエット”
この3つ
20周年の特別な機会だからこそ
皆様に長年愛していただける
私達が追求したスタンダードを
この企画を語るには
先ず素材から触れさせてください。
葛利毛織工業は、尾州の中で希少なヴィンテージの織機を用い、
その無二な質感を生み出し続ける職人気質なテキスタイルメーカーです。
※過去のBLOGをご覧いただけましたら葛利毛織の職人の皆さんが
日々生地と向き合っていらっしゃるかをご理解頂けると思います。
是非一度読んでみてください。
毎度の如くスタッフ皆で工場に伺うと
満場一致で気に入ったのはこちらでした。

“ 2/2 4PLY “
私は、世界最古のウールメーカーcanonicoで、
RAINMAKERに仕立ててもらったオーダースーツを所持していて、
平織りのクラシックな素材は仕立て映えも文句無し。
ツルッとして指触りは良いが、
やはりスーツとして着る為の素材であり、
シャツを中に着る前提にしているから
首など皮膚が薄い箇所に長時間触れていると
ジリジリと削られる感覚に。
その経験から、Tシャツでも着るには
皆様にも馴染みのあるウールギャバジン一択だろう
慣れ親しんだ組織で
ションヘル特有質感の差を味わっていただく
そのイメージを持ちながらも
この生地に出会い
海外勢と別世界のタッチに衝撃を受けたのと
そして、当店のデザイナーズブランドの
BLACK系となるとほぼウールギャバジンですから
私達はまだ見ぬ世界に唆られたのであります。
この太い糸で織られた表情ある生地は
インポートで見かけるフレスコのようですが
あのカリカリっとした質感とは真逆で
葛利毛織の平織はふわりとしています
糸にストレスのない状態で
じっくりと時間をかけて織り上げる
ションヘル織機にしかない驚きの質感です。
組織はクラシックに忠実ながら
何故そのタッチが生まれるかというと
どうやってこの太い糸が作られているかが
キーポイント
単純に原料のレベルが低い太い糸を使えば
粗野なゴワゴワした質感になりますし
だからといって良い原料を使っても
糸が細くてもこの迫力は生まれない
じゃあどうするかというと
1本の糸を4本束ねて太い糸に
これが一般的な4ply
葛利毛織の場合、
生地の迫力は目指したいし
出来るだけ良い原料を使いたい
そこで出した答えは
1本の糸を2本束ねて強く撚りを掛け
ハリコシある反発力ある糸を作り、
そうして出来た糸を2本束ねた4ply
その特殊糸をじっくりと
織り上げて生まれたのがこの素材なのです。
日々糸に向き合い
ションヘル織機と対話し
後世に残る素材を生み出している
職人の皆様の結晶です。
話過ぎてしまったので
ジャケットとトラウザーズに関しては来週に公開いたします。
次回も楽しみに。
2026/02/14 12:00-
“RAINMAKER SPECIAL ORDER”
LIMITED JACKET & TROUSERS
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