こんにちは鵜飼です。
今日のBLOGは、商品の紹介は一旦置いておいて
“Tシャツのお話”を。
興味のない方のお時間を奪ってしまうのも申し訳ないので
商品紹介をお求めの方は飛ばしていただいて、次回BLOGまでお待ちくださいませ。
では早速本題に入ります。
世の中には、一枚千円のTシャツから数万円のTシャツが存在しますが、
なぜこの価格差が生まれるのだろうと不思議に思う方も多いかと。
ブランド力や大量の生産ロット云々がある為、海外生産のものは置いておいて
今回は日本製の”無地Tシャツ”に対してお話をしていきます。
日本製のブランドのTシャツのおおよその価格帯は、6千円〜2万円ぐらい。
まず、その価格差が生まれる理由としては、
使っている生地代で約500円〜3000円の差がありますし、
縫製工賃で約1500円〜3000円ぐらい差があります。
※あくまで大枠のお話なので細かいところはスルーして下さい。
アパレル業界の生産原価というものが25%〜35%ぐらいと言われているので
“Tシャツ”でも6千円〜2万円という価格帯の幅が生まれるのです。
つまり安いものほど”コストパフォーマンスが良い”というわけでもなく、
原価率が高いものほど”コストパフォーマンス”が良いと思って頂ければ。
実際にどこまでのレベルの生地を使っているのかとか、
厚みや、柔らかさなどご自身の好みもありますし、
生地のことは写真では差が伝わりきらないので
直に触れて頂くのがベストだと思う派なので生地の話はしません。
ただ、縫製に至っては分かり易い違いがあるので
写真で解説しようと思います。
Tシャツを裏返し、袖から脇下部分の縫製箇所を並べてみました。
まずは下のTシャツから。
Tシャツの裏の処理はこのようにロックミシンで処理をされています。
仕上がりが美しいのはもちろんですが、
注目して頂きたいのが、身頃と袖の”繋ぎ目”です。
クロスしている箇所の縫い目が、袖下と脇で綺麗に繋がってますよね?
このTシャツは身頃と袖を先に縫製してから、
脇下から袖下が一気に縫製されていることがわかります。
袖口の折り返し部分からも、脇下の縫製が一番最後に行われたことが分かりますね。
このように袖と身頃をつけてから脇下を一気に縫う方法が
一番効率的で時間がかからない最もポピュラーな方法です。
次は上のTシャツです。
先ほど同様注目して頂きたいのが、身頃と袖の”繋ぎ目”です。
クロスしている箇所の縫い目が、袖下と脇ではなく、
本体と袖部分が綺麗に繋がってますよね?
このTシャツは、身頃、袖それぞれを完成させてから縫製していることが分かります。
袖口の処理からも一枚目のTシャツと違いが読み取れます。
身頃と袖それぞれのパーツを完成させてから縫製するということは、
立体になった状態で袖をつけるということでもあります。
つまり時間も掛かるし高い技術が必要であるということと、
シルエットや着心地重視の非効率的な縫製技術なのです。
ちなみに一枚目と二枚目で三千円の価格差があります。
”素材や縫製に拘ってますよと謳っているブランド”が
本当に拘っているのかという見定めるポイントとして覚えておいて損はないと思います。
高い理由がちゃんとある洋服が存在しているということが、
少しでも伝われば良いなと思い謎なBLOGを書いてみました、、、、笑
UNLIMITED 鵜飼
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