こんにちは、永井です。
昨年大好評で終えた
期間限定のPOPUP STORE -紙糸展-
新たな素材、ラインナップを加えて今年も開催が決定致しました。
※期間中はONLINEでも POPUP STORE -紙糸展- 開催致します。
ONLINE 4/20 19:00-
期間は 4/19-4/27 の9日間。
※ 初日(4/19)のみデザイナー 山鹿 氏に在店頂けます。
本日は、POPUP 開催に伴ったいつも通りの告知だけではなく、
素材にフォーカスし、改めて 「 AL とは。」を少しだけ掘ってお話し出来たらと思います。
お取り引きが始まってから約3年。
なぜ今なのか。そう感じる方もいると思います。
理由としては2つありまして、
一つ目が
初めましてのお客様とお話しする機会が増えてきたこと。
二つ目、
和紙という素材が春夏の生地として
少しづつ認知されるようになってきたことです。
この2つの理由からAL のメインファブリックである和紙素材、
そしてAL のパーソナルな部分をお伝えすることが
今回は特に重要なことなのかなと考えるようになりました。
少しでも多くの方に素材の魅力、プロダクトの面白さを知って貰えたらと願いながら
ちょっとだけ綴ってみようと思います。
それでは。
まずAL を語るには外せない、和紙素材の魅力。
昨年、一昨年あたりから続々と着手され始めた素材で
メデイアではまるで流星の如く〜、
ファッション界に新たな旋風〜、など
まるで今まで存在してなかったかのように謳われているのをよく見聞きしますが、
実際は江戸時代から身に纏うものとして使われ続けてきた驚くほど、
歴史の長い伝統的な素材です。
ですが、近年は綿や絹、化学繊維が台頭してきたことで
徐々に繊維業界からは淘汰され、息を潜めていた素材でしたが、
使い古してもまた再利用できる特徴などが再び注目され
サステナブルの時代背景に後押しされるような形で
日本が世界に誇れる超優秀な名素材として再ブレイクした素材でもあります。
※ (直近では日本を代表する某メゾンブランドが着手したことでより追い風になり、
これからの春夏を代表する衣料繊維として期待できるかもしれません。)
素材の長所としては意外だと感じる方が多いと思いますが、
耐久性、保存性の高さが第一に上がるほど物性的に強さがあるのが特徴です。
繊維が太く長い、そして繊維同士が複雑に絡み合い、
強固な構造を形成しているので生地が薄くても破れにくい、
見た目とのギャップがかなり大きい繊維でもあります。
実際にその物性的な強さを裏付けるかのように
現代においては書物、傘、建築用品、宇宙服 !!! などマルチに活躍をしていたり。
そして特性の話になりますが、
表面の独特な凹凸に清涼感を感じる素材の質感と
繊維の特性としても通気性がよく、肌離れが良いシャリ感のある素材なので
春夏素材としてこの上ないくらい優秀な素材です。
気がかりな点としては、原料が限られているので生産性が低く、
今後価値が高くなる可能性があるということですが、
昨今の物価高の影響を踏まえると至極当然のことではあるので
個人的には目をつぶれる範囲内かなと。
デメリットがあまり感じられない素材ではありますが、
前述した通り、歴史的側面から息を潜める形になってしまい
衣料繊維として再び日の光を浴びるタイミングを測っていました。
そして時は経ち。
世間の風向きが少しずつ変わろうとする中、
和紙という最高な素材の可能性にいち早く気付き、
数年前からひたむきに向き合い続けたブランドが 「 AL 」でした。
まだサステナブルという言葉に馴染みがない頃から
レザーを使わないことを掲げ、伝統の素材をレザーや既存のバック素材に代わる
新しい選択として提案し続けるユニセックスブランド。
そんな「 AL 」が新しい選択として選んだのが和紙でした。
以前、デザイナー 山鹿さんが和紙について
僕たちに話してくれたことがあります。
“この素晴らしい伝統素材にはまだまだ可能性があるんだと。
古来から続く伝統をまた新しい伝統に置き換え、新たな価値を新たな場所で。
日本の伝統、モノ作りは世界に誇れる。
もっと広めれるはずじゃないかと。”
山鹿さんのモノ作りへの想い、伝統素材への敬意がダイレクトに伝わり
”PRODUCT FIRST” (製品第一主義) を掲げる僕たちにとって
「 AL 」 が掲げるプロダクトは自分たちとリンクするものがあり、
パーソナルな部分が近いからこそ改めて 「 AL とは 」をお伝え出来たらと思いました。
最後になりますが、AL の魅力的な部分で絶対に外せないのが
いろんなアイデアにのせて表現できるバリエーションの豊富さと独創性。
他のブランドにはない角度からの提案が最大の強みで
素材の特徴を活かしたデザインが唯一無二。
過去には
魚を獲るための魚籠からモチーフを得たバッグや
お坊さんが持つ袈裟からインスピレーションされたバッグなど
山鹿さん 独自の視点から生み出される新鮮なシルエットは
AL でしか見ることがない洋服好きを唸らせる要素もポイントです。
そして生み出される独創的なデザインを伝統的な素材で表現する
ユーモラスな世界観こそが他にはない AL の魅力なのかなと。
“ユーモアを大事に。 新しい楽しさを。”
AL が掲げるテーマは
いつだって携わる誰かに楽しさを伝えたい。
“新しい選ぶを。すべての人に。”
その世界を共有できたらあなたにも楽しみが伝わるかも知れません。
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素敵な空間をお楽しみください。
UNLIMITED 永井
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