こんにちは、永井です。
最近はイベント続きで
服好きならば思わず興奮してしまうような
企画づくし。
沢山の方から
「今年も最高でした。」「次も楽しみです。」
と嬉しいお声を頂く度、僕たちも素直に嬉しくて
より良い企画を生み出す為のエネルギーを貰ってます。
いつも本当にありがとうございます。
ひたすら良い物を求めて
精進していきたいと思います。
さて、そんな企画ラッシュの24 AW も
いよいよフィナーレ。
ラストは私、永井から
スペシャル企画を用意しました。
ようやく冬の訪れを少しずつ感じる機会が増え、
冬らしい服装が出来ると歓喜している方も多いこのタイミングで。
冬支度の最終段階に欠かせない
究極のワードローブを
提案致します。
それでは。
BODHI
for
UNLIMITED-lounge-
「 最高のニット 」
「 最高のニット 」
定義がとても難しく、
何を持ってして最高なのか。
というのはそれぞれの価値観によって変わる
終わりのない永遠のテーマのような気がしています。
永遠のテーマだからこそ各々の
価値観や偏見で定義してもいいのかなと僕は考えていて、
”PRODUCT FIRST” を信条とするお店のフィルターを通すなら
必然的に 「 素材 」のクオリティは絶対的な項目。
ニットの冬素材には、ウール、アルパカ、ヤク、ミンク、カシミヤ、、、etc
とあげればキリがない訳ですが、、、、。
中でもカシミヤという素材は誰もが知る高級繊維であり、
業界内でも強くリスペクトされる 「 繊維の王様 」
そして、僕個人としても
冬に必ず着る大好きな素材です。
お店としても
素材にフォーカスした内容で取り組んでいるのなら
せっかくなら最高の素材で最高の物を提案したいと。
そう思い立ちすぐに実行に移しスタートした企画。
永井の偏見と価値観で作り上げた
「最高のニット」を伝える企画として紹介させて下さい。
– 始めに –
このブログは2部編成。
1部 「 素材の話とBODHIの話。」
2部 「 特別なカシミヤアイテムについて 」
に分けてお伝え致します。
長尺になりますが、
心してお付き合いくださいませ。
それでは。
1部
「 繊維の王様 カシミヤ について 」
永井の考える 「 最高のニット 」。
それをお伝えするにはまず素材の話。
ほとんどの人が1度は触れたことがあるであろう
冬の高級繊維として知られる素材。
カシミヤの話をしましょう。
ZARA 、UNIQLO、GU のような
ファストファッションから
HERMES、Loro Piana、Burberry のような
ハイブランドまで。
幅広く愛され続けてる冬の定番素材ですが、
取り扱うブランドによって値段の高低差が露骨に出ており、
高級で希少な素材というイメージと流通量とのギャップに疑問を感じ、
生産背景や希少性の実態に何が正しいのか?
そんな疑問を打ち破るために
カシミヤの品種について触れていきましょう。
カシミヤには 種類があります。
ブラウン、グレー、ホワイトの3種類存在し、
各種類ごとに1〜9等級 ランク付けされていて
約 30近く品質の種類が存在しています。
そして表記はどの種類を使っていても
全てカシミヤと表記される事がほとんどなので
実際に種類を見分けるのはかなり難しく、
同じカシミヤ表記でも価格差があるのはこれが実態です。
品質としては、ブラウン<グレー<ホワイトの順に
ホワイトカシミヤが最も最高級であり、
希少であると認定されていて等級も1等級が最も高いランクとして
位置付けされています。
なのでホワイトカシミヤの1等級が最高位になるわけですが、
採取条件もかなり特殊。
ホワイトカシミヤは環境に左右されやすく、
内モンゴルの一部の地域でしか採取出来ず、主に3つの条件が必要です。
・1年を通して寒暖の差が激しいこと。
・ミネラルたっぷりと含んだ良質な自然水
・短い夏期に牧草が豊富にあり、
越冬の為に必要な食料を充分に補給できること。
その他諸々、細かい条件もあるみたいですが、
最低ラインとして3つがクリア出来るのが
最高級品質の絶対条件。
この条件を満たしてるいる地域は
世界中見渡しても意外と少ないのが現状で、
地球温暖化が進む現在では
よりエリアが狭くなりつつある背景があります。
かなり厳しい。。。
さらに驚くことにこれだけ厳しい条件をクリア出来たとしても
カシミヤヤギの一頭あたりの年間採取量は 約170 g 。
例えるならニンジン1本分の重さしか1年で採れない、、、。
そして 1kg あたりの原毛は
ホワイトカシミヤ(上位等級)で約 3〜4万円程。
ミドルゲージのニット1枚あたりの
平均重量は 約800g 程と考えると
製品になるまでに相当な金額が掛かることが
想像出来ると思います。
※ハイブランドクラスはこのレベルの原毛を使っていると言われています。
また、性能も抜群で1番分かりやすく
実感して貰えるのは肌触り。
にゅるりとした滑り感があり、
まるで雲に包まれているかのような優しいタッチは
とにかく癖になりそうです。
それほどホワイトカシミヤは別格。
食べ物で例える方が分かりやすい気がしていて
ファミリーレストランと3つ星レストランでは
お肉の味が口に入れた瞬間から違うと
素人の僕たちでも分かりますよね。
ホワイトカシミヤも同様で
触れた瞬間から違うと認識出来る程のレベル。
防臭、防菌性能もウールを凌ぎ、
保温性も素晴らしい。
名古屋市内のようなタウンユースでは、
ダウンが必要なくなる程の保温性。
繊維の王様と称されるだけのことはある
まさにトップオブトップ。
ブラウン、グレーカシミヤもここまで特殊ではないですが
ウールやアルパカに比べたら採取量や条件は厳しめで原毛原価は高く、
優秀な性能があることには変わりません。
ここまで話したのであれば
勿論、最高級で。
最高の1着を届けたい
だからこそ「 繊維の王様 」とは何なのかを
少しでも理解を深めて貰えたらと。
そして当店のカシミヤと言えば BODHI。
カシミヤを追求し、カシミヤの良さを
最大限に引き出す事に特化した稀有なブランド。
僕が考えるカシミヤ 「 最高のニット 」 はここにある。
「 究極の日常着を。 」
前述で語ったホワイトカシミヤ。
こんな繊細で贅沢な繊維を気軽にガシガシと
毎日着れるようにしたらどうだろう。
そんな夢のような妄想をコンセプトにし、
実現した究極のブランド。
「 BODHI 」
-自然と共生する、
究極の日常着。-
“時代が進むに連れ、
人間はいつの間にか効率や利便性を重視するようになりました。
もともと、私たち人間も自然の一部。
今、あらためて自然との“共生”について考える必要があるのではないでしょうか。
大切なのは、自然に畏敬の念を表し、持続可能なものづくりについて考えること。
自然からの恩恵を、温もりや安らぎに変えて、作る人から着る人まで皆が幸せになること。
カシミヤの持つ魅力と特徴を最大限に引き出し、
地球がくれた恵みをフィジカルに感じられる究極のデイリーウエアを生み出していきます。”
-HPより引用-
デザイナーの水谷氏とは
お取引きの始まった
19AWからのお付き合いで6年目。
とても気さくでカシミヤとサウナへの
熱意に溢れていてとにかくエネルギッシュな人です。
水谷さんのお話はいつも楽しく、
引き込まれるように聞き入り、
カシミヤの魅力に触れるきっかけになった
僕たちのカシミヤの師と呼ぶべき存在でもあり、
当時のラウンジメンバー全員をサウナへ
導いてくれたサウナの師でもあります。笑
BODHI の作るカシミヤは、
カシミヤへの愛に溢れていて、
カシミヤニットの全ての工程を熟知しており、
撚糸の段階(糸の工程)から携わる徹底振り。
とにかく日常でラフに着れるように特化した
モノづくりを徹底的に追求していきます。
最高品質のホワイトカシミヤのみに厳選して取り組む、
突き抜けたプロダクトがBODHI の凄さであり、真髄。
通常のカシミヤニット4〜5着分の分量を使った
目の詰まったスウェット型を中心に
糸からオリジナルを生み出し製作されるハイゲージシリーズに
ミドルゲージシリーズ。
どれも耐久性が高く、毛玉に”なりにくい”のが特徴で自宅で洗えるように改良し、
糸から染める工程で仕立て、色褪せることもない。
まさに究極のデイリーユースを突き詰める。
とにかく突き詰める探究心は決して終わることはなく、
毎シーズンアップデートを重ね、
より着やすくエンドレスに着れる
モノづくりを続けるストイックさが
あるからこそ、納得のいくクオリティ。
BODHI にしか辿り着けない
ホワイトカシミヤの ” 最高到達点 “ だと
僕は思います。
そして今回の企画へ。
” 最高到達点 “
その魅力をより引き出した特別なアイテム。
「 最高のニット 」
紹介させて下さい。
2部へ続く。
UNLIMITED 永井
【schedule】
11/22-24 THE RERACS 25SS exhibition
11/30 BODHI Exclusive launch
【 UNLIMITED -lounge- 】
〒460-0008
愛知県名古屋市中区栄3-23-24
NAGOYA FLAT 1F
052-251-6680
https://unlimited-web.jp/