こんにちは、タシロです。

昨日の続きを、、、

なぜ今回、このライトグリーンの色にしたかと言うお話。

別注をするに当たってまず最初に思いついたのは緑。

ただ色別注をするというよりかは、

何かストーリー性を持たせた表現がしたく、、、。

そんな中、フッと降りてき他のが”若草色”

緑というジャンル自体はなんとなく気分であったのですが、

自然物が産む色というのに惹かれており、

故意的に産む色では無いからこそ、

それを表現したときにただの色物のアイテムでは無く、

より体に自然と馴染む感覚があるのでは無いかと考えました。

また、個人的なブランドイメージとしても、

柔らかい色味の表現が得意な認識でしたので、

このアプローチに適したものを作っていただけると自信がありました。

とは言え実際若草色とはどの程度の色なのか、、

イメージはできていましたが、参考資料を検索してみました。

その中で”ハオルチア”という多肉植物に辿り着きました。

こちらがハオルチア。

今回の撮影用に＠germinal_kozuka にご用意いただきました。

お店でも植物のイベントは度々行っておりますが、

個人的に好きな多肉植物がハオルチアでした。

プリッとした肉感に、中の水分が透けることで、

美しい発色をしている部分が好きなポイント。

これも若草色としてカテゴライズされるのかと思い、

ならばこの色が良い！！

と即決で色のイメージが固まりました。

明確なイメージが固まった為

自分としてはかなり再現度の高い仕上がりになったなと。

前回blogでも記載しましたが、糸を5本取っているので、

色組みでこれを仕上げるのが相当難しかったです。

色選定はデザイナー羽石さんにお願いしましたが、

実際の作り手の肌感が知りた方ので別注依頼から、

色組みまでの過程をご本人にもコメントいただきました。

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ANEIデザイナー羽石氏 談

今回、色味のリクエストでいただいた多肉植物の写真を見たとき、

良い感じの素敵なお題だなと思う反面、

再現することはかなり難しいかなーと少し不安な気持ちでスタートしました。笑

多肉植物の様々な写真を調べてみたのですが、

やはり本物を見なくては！！

と思い近くにある植物園に行ってみました。

本物を見てみると特有のグリーンのグラデーションはもちろん、

晴れている日に見たせいか、

エネルギーを感じる黄味と透明感がすごく印象的でした。

その印象を大切に使用する糸を選定し、

何通りもの組み合わせを試編みをした中で、

完成したのが今回のカーディガンです。

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このコメントをいただいた時、

ここまでしていただけたのだなという感動と、

プロからしても今回のイメージを再現する

難易度を強く感じました。

それを踏まえても今回お願いしてよかったな、と。

気合わせをイメージしてルック撮影しましたが、

スタイル、アイテム詳細も羽石さんからコメントいただいております。

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ANEIデザイナー羽石氏 談

自然な雰囲気ながらモダンな印象の色味を目指し、

出来上がった<Haworthia>カラーは

黒いスラックスはもちろん、

僕の中で最近流行っているヴィンテージアイスデニムなどとも

相性が良い独特の色味に仕上がったと思います。

改めて、別注の醍醐味というか

新しい発見をさせていただいたお取り組みでした。

原料はキッドモヘアをベースに5色異なる色の糸を使用しており、

ミックス糸特有の奥行きのある色味が特徴です。

シルエットはゆったりとしたオーバーサイズをイメージしました。

インナーとしてはもちろんのこと、

テックジャケットやデニムジャケットの上に

羽織っていただくコーディネイトもおすすめです。

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ルック撮影をした後にコメントが届いたのですが、

スラックスは自分の中でも

お店の定番なので合うのは前提として、、、

羽石さんも仰るとおり薄めのデニムまで

一致するとは考えもしませんでした。

双方のイメージが高いレベルで共有できていたのかなと感じ、

さらに自信を持って皆様におすすめできるなと。

発売日となる10/14(土)は羽石さんにも在店いただきます。

作り手本人の声が聞ける貴重な機会ですので、

たくさんの方にご来店いただけますと幸いです。

※店頭優先のため、online storeの発売は10/15(日)19:00を予定しております。

在庫状況によっては販売の無い場合もございますのでご了承くださいませ。

最後に余談ですが、

ハオルチアは寒さに強い植物とのこと。

そして、ニットは寒さを防ぐために着るもの。

ここは意図せずですが、リンクしてしましました。

サンプル時点での前評判は上々。

たくさんの方に喜んでいただけると嬉しいです。

是非。